「過激なイスラム思想」とは??
『「神に帰依する者」』
☆イスラム教とは?
イスラム教の教典はクルアーン(コーラン)といい、アラビア語で「朗唱されるもの」という意味である。クルアーンは、預言者ムハンマドを通じて、唯一なる神であるアッラーフがムスリムの共同体(アラビア語でウンマ)に遣わした啓典であり、ムスリムにとって最も重要な行動の指針となる。また、預言者ムハンマドの膨大な言行がハディース(伝承)として伝えられ、クルアーンに次ぐ指針としての役割を有する。ムスリムの実生活上の宗教や日常に関するさまざまな事柄を規程するために、クルアーンやハディースを集成したシャリーア(イスラム法)がまとめられている。
ムスリムは、「神に帰依する者」を意味するアラビア語で、イスラム教徒のことである。
六信・五行
ムスリムは六信として次のものを信ずるように定められている。
神(アッラーフ)
天使(マラーイカ)
啓典(キターブ)
使徒(ラスール)
来世(アーヒラ)
定命(カダル)
また五行として次の行動を取るよう定められている。
信仰告白(シャハーダ)
礼拝(サラー)
喜捨(ザカート)
断食(サウム)
巡礼(ハッジ)
五行に聖戦(ジハード)を加えようと言う動きもある。
☆「過激なイスラム思想」とは、どんな思想でしょうか??
昔のイスラム教の思想には、ジハードといってイスラム教を信仰していない人々に対して信仰させるという目的で戦争をしかける行動がありました。
今言われている過激なイスラム思想というのは、イスラム教徒以外は敵だとみなし、無差別に殺すような行動を起こす人たちの考えのことだと思います。