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砂漠のバラ

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  『シリアのファーストレディー

シリア大統領夫人は「現代のマリー・アントワネット」 
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http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/120701/waf12070112000004-n1.htm 
米誌に「砂漠のバラ」と称賛され、シリアの市民生活の向上に尽力してきた英国生まれのアスマー大統領夫人(36)への批判が欧米で高まっている。バッシャール・アサド大統領が反体制派デモへの武力弾圧を強め、国連によると死者は5千人を超えるのに、夫人が沈黙しているためだ。「夫人はとらわれの身と同じで、何も公には発言できない」との同情論もある
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 夫人はシリア人でイスラム教スンニ派の心臓専門医を父に、元外交官を母にロンドンで生まれ育った。英国の教育を受け、ロンドン大卒業後、ロンドンやパリ、ニューヨークの銀行で勤務し、4カ国語に堪能だ。バッシャール青年とはシリアに家族旅行した際、知り合った
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 ハフェズ・アサド前大統領の次男のバッシャール氏は1992年、眼科医になるため訪英し、夫人との愛を深めた。しかし、94年、体制の後継者だった兄が交通事故で急死、祖国に呼び戻され、運命が急転する。
2000年6月にハフェズ氏が死去、バッシャール氏が大統領に就任した。アサド家はイスラム教アラウィ派(シーア派の一派)で、スンニ派の夫人との結婚に反対の声も上がったが、同年末に挙式。夫人は今も、シリアと英国の2つの国籍を有する

 2人は宮殿ではなく高級アパートに暮らし、夫人は息子2人と娘1人を車で学校に送り迎えした。デザイナーズブランドを着こなし、赤い靴底で人気の仏クリスチャンルブタンを愛用。交流サイト、フェイスブックも開設した

 さらに、職能組合を通じて社会の組織化を図ってきた支配政党バース党の機構とは別に、若者や新興ビジネス層に対し、NPO、NGOを通じた弱者擁護や貧富の格差解消などの社会・経済問題の解決とより自由な社会の実現を訴え、異色のファーストレディーとしても注目された
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 しかし、昨春に反体制派デモへの弾圧が始まると、夫人は沈黙した。昨秋に招かれた国際救護員が、市民が犠牲になっていることを報告すると、無表情で聞いているだけだったという

 今月の大統領の演説に、夫人が寄り添っていたため、「弾圧を支持している」「(最後は処刑される)現代のマリー・アントワネット」と欧米メディアに批判され、ロンドンの実家には爆弾の落書きが残された。一方で「彼女は何が起きているのか全て知っているが、沈黙させられている」という擁護論もある

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