戦争を知っていますか?
『シリア革命の真実』
第二次世界大戦の記念館に行ったとき、胸が苦しくなり、手足が少し震えているような状態になりました。
しかし、記念館から出てしまえば、感じているものを消し去る、今は起こらないことという思い、昔の話で今の私には関係ない他人事の気持ちが勝ったのを覚えています。
私は、戦争を体験したことはありません。
今、『シリア革命の真実』に関わっていて、戦争について思うことがあります。戦争が起きると人が死にます。何人も死にます。殺し合います。戦争は何のためにやっているのでだろうか?戦争をしたいヤツは、戦争のしたいやつ同士だけでやればいい。他人の死をもっと知ってほしい。他人の死、恐怖、苦しみをもっと知ってほしい。感じてもらいたい。
『息をひそめて~シリア革命の真実~』に登場している人物は、シリアの内戦の中、本当に存在し生き残ろうとしている人達です。
作品の中ではっしている台詞は、彼らが実際に体験し、彼らが語った言葉である。
2011年、そして今もまだ続いている、今、シリアで起こっている事実です。
彼らが語ったことを、聞いてもらいたい。知ってもらいたい。感じてもらいたいです。
なぜ、演劇なのか?
演劇だから伝えられることがある。演劇だから感じてもらえることがある。演劇だからこそ動かせるものがあると思うからです。
演劇『息をひそめて~シリア革命の真実~』からあふれ出るものを、是非感じにきてください。
公演の詳細:http://onetwo-works.jp/nextstage_syria.html