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『シリアでポリオ感染確認、2000万人に予防接種へ』
内戦が続くシリアでポリオ(小児麻痺)が子どもたちの間で大流行する兆しがあるとして、国連機関は8日、シリアや難民(シリア難民数:2,000,938人 2013年9月3日現在)を抱える周辺国で2000万人以上の子どもに予防接種を実施する計画を発表しました。
国連は先月、シリア北東部で10人の子どもの感染を確認。内戦状態にあるシリアでは、医療態勢が劣悪なため、急速に感染が拡大するおそれがあり、シリアからの難民が1日に4000人も流入する周辺国でも警戒を強めています。
「5歳以下の子どもは国籍を問わず予防接種します」(レバノンのユニセフ担当者)
こうした中、シリアの西隣のレバノンでは8日、75万人の子どもを対象に予防接種を開始しました。国連機関は今後、シリアや周辺国で2000万人以上の子どもに予防接種を実施する計画です。
ポリオは乳幼児に多い感染症で、手や足などに一生麻痺が残ることがあります。治療法はまだ確立されていないため、ワクチンの接種が予防の有効な手段とされています。
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