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シリア内戦

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  『長引く内戦


 シリアの内戦は、なぜこのような現状に陥ったのか、そしてどうして国際社会はなにもできないのか?

シリアで内戦が激化する理由       民衆


 シリアで内戦が激化している大きな理由に、宗派対立があります。シリアのアサド大統領は、イスラム教のアラウィ派という宗派に属しています。アラウィ派は国民全体の2割ほどしかいませんが、様々な面で優遇されています。そのため、国民の7割を占めるイスラム教スンナ派の人たちは怒っており、今回の内戦へとつながっています。
 アラウィ派の人たちは、もしもこの内戦で政権が転覆するようなことがあれば虐げられる存在になることはほぼ確実である、と考えているので必死に反政権勢力を抑え込もうとしています。シリア軍の幹部の多くはアラウィ派であり、政権を維持しようという思いは非常に強いものとおもわれます。
このような宗派対立が、内戦を一層過刻なものにしています。


国際社会(国際連合)の無力         osyare matinami


 このような状況に対して国際社会はなにもできないのでしょうか。
アメリカを始めとした欧米諸国は、反体制派を応援し、政権を転覆させたいという意図を持っています。自らの価値観である民主主義を広めたい、と考えているからです。しかし、一方でロシアや中国はこれに反発しています。

ロシアがシリアの政権が倒れることを恐れているのは、現シリア政権と仲がいいからです。ロシアはシリアの地中海沿岸に海軍の補給基地をもっており、武器も輸出しています。ロシアは自分が仲がいい政権が倒れることを良しとしないのです。
また、中国はこのように国際社会が国内政治に関与することを嫌います。それは、中国の国内に少数民族問題をはじめとして様々な問題があり、もしシリアでの関与を許してしまえば、自分に矛先が向けられることになりかねない、と考えているからです。
以上のように、大国間の思惑の違いが国際社会のシリアへの効果的な関与を難しくしているのです.

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