近隣国 イラク
『テロの恐怖 去らず』
朝日新聞より2013・5/21
「
イラク南部の都市バラスにあるレストランで20日、車に積んだ爆弾が爆発し、多数の死者が出た。
ロイター通信によると、バスターミナルでも爆発があり計14人が死亡。
イラクではこの日、首都バグダッドなどでも爆発テロが相次ぎ、計60人以上が犠牲になったという。
」
☆イラクとシリアの政治関係
シリアとはアラブ諸国内での勢力争いや互いの国への内政干渉問題、ユーフラテス川の水域問題、石油輸送費、イスラエル問題への態度などをめぐって対立。レバノン内戦においてはPLOへの支援を行ない、1980年代後半には反シリアのキリスト教徒のアウン派への軍事支援も行なった。
これに対してシリアはイラクのクウェート侵攻に際して国交を断絶し、多国籍軍に機甲部隊と特殊部隊を派遣し、レバノンからも親イラクのアウン派を放逐した。
1990年代は冷めた関係が続いた。2000年になってバッシャール・アル=アサドが大統領になると石油の密輸をめぐる絆が強くなったが、外交面では依然として距離をおいた関係になっている。