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テロリストは就職先

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           『アフリカの今 緑5


 西アフリカ・ニジェール南東部のメイネ・ソロア県。この一帯はサハラ砂漠の南縁に延びる「サヘル(アラビア語で岸辺の意味)」とよばれ、野生動物も生息していた緑地だった

 今は、サハラ砂漠からやってくる砂に埋もれそうになっている。サハラ砂漠4


 今も、砂漠は毎年一万二千ヘクタールずつ増えている。サハラ砂漠2 サハラ砂漠3



 四方を砂の丘に囲まれた村グーデラムに住むスーレさんは、「生活しているのではなく、生き残ってるんだ。井戸が枯れたら村を去るほかない。」と話している

 砂漠の拡大は、ニジェールにとどまらない。周辺各国共通の問題だ。

 この一帯で、武装勢力が生活に困った若者たちをリクルートしている。 
                
                  テロリスト1


 アフリカの人口は約十億人。世界の人口の約15%である。2050年には二十億人を超え、世界の5人に1人はアフリカ人となるみこみだ。世界の将来はアフリカ抜きには語れなくなっている

 国際テロ組織アルカイダ系のイスラム武装組織「MUJAO」の元メンバーは語る。      若者3


「メンバーには食うのに困った農民や牧畜民がたくさんいた。近年の大干ばつで多くの人が家畜や生活の糧を失った。大半が宗教心から加わったわけではなく、家族を養うためだ。」

「畑に砂が積もる故郷で、何ができるのだ。政府は助けてくれない。貧困と社会不平等がなくならない限り、また新たな組織ができるだろう。食べるものがなくて、戦えば食えると言われれば、死ぬかもしれなくても参加するだろう。」

「イスラム過激派は市民に30万セーファーフラン(約6万円)を提示して勧誘していた。」

「干ばつなどで生活の糧をすべて失い、希望がなくなった者が加入している例が複数あった。」

 
 若者が武装勢力に加わっているというのは、本当なのか

 
 国際社会は、「アフリカ緑の壁プロジェクト」構想も持ち上がっている。ニジェール南東部では、砂漠の拡大を食い止める試みが続いている。しかし、治安の悪化によって活動の停止に追い込まれている場所も少なくない

 政府は、「砂漠化によってコントロールができなくなる地域が増えることは過激派の活動を助長する。さらに、生活の糧を失った人々が過激派の提示する金になびく可能性がある。」と、緑化事業の継続の必要性を訴えている

      緑6
        
         

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