2013・7/11
『今日のシリア』
・10日シリアでは76名が死亡した。大部分がダマスと近郊、アレッポであった。
・10日付、シリア人権団体の言として、アレッポの政府軍支配地域が反政府軍により包囲されていて、最近その包囲が強化されたので、その地域内ではパンの値段も急騰し、住民が飢えに苦しんでいると報じています。
それによると、アレッポ市では1年前から双方の軍の手詰まり状況が続いていて、政府軍が支配している西部地域は反政府軍に包囲されていたが、最近反政府軍がその包囲を強化し、アレッポに至る高速道路で、従来は政府軍に対してのみ攻撃を加えていたのが、最近は無差別に攻撃を加え、そのため食料品の搬入も困難となり、この1週間200万住民が飢えに苦しんでいる。
人権団体はこのような反政府軍の戦術を非難している。
ホムスやその他の地域で、住民も含めて水、食料攻めにするのは政府軍という報道が多かったのですが、戦場ということであれば、皆やることは同じなのでしょうね。
・政府軍は9日もホムス及び周辺に対する激しい砲撃を続けている。
ホムスでは医療品、食糧等が極端に不足している。
・反政府軍筋は約束された米国の軍事援助は未だ到着していないと語った。
米国家安全保障筋によると米議会の上下安全保障・情報委員会が米国の武器援助を止めている。