人口構成を変える
『アサドの民族浄化作戦』
最近よくアサド政権が外国のシーア派に国籍を与えてシリアの人口構成を変えようとしているとの報道を見かけますが、20日付のネット番組の放送で入手した文書がアサドの民族浄化作戦を示していると報じています。
如何なる文書かも全く 判らず、報道の真贋を判断するのは困難ですが取り敢えず。
・アサド政権は制圧した地区で、住民登録を破壊し、イラン、イラク、イエメン、さらにはアフガニスタンからのシーア派戦闘員とその家族の定住を進めている。
・アサド政権はアレッポ及びその周辺でも、レバノン、イラク、イランからの戦闘員の定住による、大規模な民族浄化を計画している。
・シーア派が多数いる地域では、現在5000名の自由シリア軍に封鎖されている。ここにアサドは500名のイラン兵士、1500名のヒズボッラー兵を集結している。
・他の地域では200名のヒズボッラー兵士、500名のイラク兵が200名の政府軍とともに集結している。
・サファラ地域では5000名の政府軍と合わせて、2000名のヒズボッラーとイラン兵が集結している。
この地域は軍事工場があり、政府軍の備蓄庫があり、なかには化学兵器の貯蔵庫もあり、北部地域で政府軍が使用した化学兵器はここから来たと言われている。
・1000名のクルド人PKKメンバーがいる地区では、その多くはシリア人ではない。
・多くの観測者は、アサド政権はこれだけの多数の兵員をアレッポと周辺に集結し、近く大攻勢を行い、アレッポ及び周辺を奪還する計画であるが、それと合わせて以前行ったように、スンニ派住民を同地域から追い出して大規模なシーア派の定住計画を進めようとしているとみている。