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化学兵器なぜ問題なの?

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  『「核」「生物」と並ぶ破壊力 比較的安価で製造も容易

 なるほドリ 内戦になっているシリアで、化学兵器(かがくへいき)が使われたんだって

 記者 アサド政権が猛毒ガスのサリンなどの化学兵器を反体制派に繰り返し使ったと米政府が断定しました。オバマ米大統領は4月下旬、政権側がサリンを使った可能性があると発表しましたが、被害状況を精査(せいさ)し、使用を裏付けたようです。

 Q 化学兵器はなぜ問題視されるの

 A 核や生物兵器と並ぶ「大量破壊兵器」の一つで、極めて危険だからです。比較的安価で、製造もしやすいと言われます。中東ではイラン・イラク戦争(1980〜88年)期間中にイラクのフセイン政権が自国民のクルド人に化学兵器を使用し約5000人を殺害したとされます。
 日本でもオウム真理教が非合法にサリンを製造し、94年6月に長野県松本市で8人が死亡した松本サリン事件と、95年3月に東京・営団地下鉄3路線5列車内で乗客ら13人が死亡し約6300人が重軽傷となった地下鉄サリン事件で使用しました。

 アサド政権は、外国軍が介入すれば使用する可能性に言及しました。化学兵器が他国やテロ組織に流出したり、アサド政権が敵視するイスラエルのような周辺国に使用されたりすれば、中東情勢は一気に流動化(りゅうどうか)し、欧米にとっても安全保障上の大きな脅威です。だから、米国は化学兵器使用を「レッドライン(越えてはならない一線)」として見るのです。


 Q そんな怖い兵器、勝手に作っていいの

 A 化学兵器の開発や生産、取得、保有などは、92年に国連で採択された「化学兵器禁止条約」で禁止されています。締約国(ていやくこく)は2012年12月時点で188カ国に上っていますが、シリアや北朝鮮などは入っていないので、制約は受けません。


 Q シリアの保有量は

 A 国際戦略研究所の資料では、サリンより強力とされるVXガスなどいろいろな化学兵器を保有しているようですが、量ははっきりしません。
 今年1月、首都ダマスカス近くの軍事施設がイスラエルに空爆されたと発表しましたが、反体制派は化学兵器製造施設だと主張しました。米欧の情報機関は関連施設を把握しているようですが、詳細は分かりません。
 イランや北朝鮮の科学者が化学兵器研究に従事しているとの報道もあります。昨年5月の国連報告書によると、09年11月に防護服やガス検知試薬の容器を積んだ北朝鮮からシリアに向かう船が発見されています。

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